バレーボール成年男子島根選抜・バシレイア島根


バレーボール成年男子島根選抜・バシレイア島根

2030年に島根県で開催される国民スポーツ大会「島根かみあり国スポ」を見据え、成年男子島根選抜のバレーボールチーム「バシレイア島根」が躍動しています。県内外で活躍する島根出身選手たちが一つにまとまり、戦力強化と機運醸成が相乗効果を生んでいます。

これまで島根県では、県予選を勝ち上がった単独チームが中国ブロック予選に挑んできましたが、なかなか勝てず、本大会出場は長年果たせませんでした。そこで、県内のクラブやOBチーム、選抜選手を集め、県全体の力を結集するために誕生したのが「バシレイア島根」です。チーム名の「バシレイア」は、ギリシア語で「神の思いが実現する時と場」を表し、公募で決まりました。立ち上げに奔走した県バレーボール協会国スポ推進室の山内準司さんは「島根県のレベルは高いが、有力選手の流出県といわれ、なかなか一つにまとまれなかった」と振り返ります。
この「受け皿」ができたことで、県外で活躍する選手やスタッフも次々と合流。国内リーグや大学でプレーする県出身の6選手が加わり、さらに県外強豪チーム所属のコーチが最新の戦術をチームに還元しています。こうした取り組みが実を結び、2024年には1982年の「くにびき国体」以来、42年ぶりに本大会出場を果たしました。さらに2025年6月の中四国クラブ大会では優勝し、25年度の全国バレーボール総合リーグ優勝大会への出場権も獲得しています。

選手たちは週2回程度、高校の体育館などで汗を流します。「バシレイア島根」は単なる強化チームにとどまらず、地域のバレーボールの普及や競技力向上にも力を入れています。地域活動として、山間部の学校にも選手やコーチが出向き、子どもたちを指導。こうした活動を通じて、バレーボールを地域に根付かせ、次世代の選手を育てる土壌づくりを進めています。

2030年の島根かみあり国スポの開催まで、あと数年。キャプテンの田部瑞樹さんは「県内の競技者から目標としてもらえるようなチームになりたい」と語ります。鳥屋啓二監督も「これからは飛躍の期間。選手の力を引き出し、島根かみあり国スポで上位を狙えるチームにしたい」と意気込みます。「バシレイア島根」は選手と指導者が一体となり、多くの応援者に後押しされながら、島根のバレーボールをさらに発展させるため、日々挑戦を続けています。

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