国民スポーツ大会とは

 国民スポーツ大会(国スポ)とは、都道府県の持ち回りで毎年開催される、国内最大のスポーツの祭典です。

 正式競技では、都道府県対抗方式で、天皇杯(男女総合成績第1位)・皇后杯(女子総合成績第1位)の獲得を目指し、代表選手が各競技で熱い戦いを繰り広げます。また、正式競技以外にも、特別競技、公開競技、デモンストレーションスポーツが実施されます。

 なお、令和6年(2024年)より国民体育大会(国体)から国民スポーツ大会へと名称が変更となりました。

目的

 広く国民の間にスポーツを普及し、スポーツ精神を高揚して国民の健康増進と体力の向上を図り、併せて地方スポーツの推進と地方文化の発展に寄与するとともに、国民生活を明るく豊かにすることを目的に開催します。

主催

  • 公益財団法人日本スポーツ協会(以下「JSPO」という。)
  • 文部科学省
  • 開催地都道府県

※各競技会についてはJSPO加盟競技団体および会場地市町村が加わります。

実施競技

  • 正式競技 【37競技】
  • 特別競技 【1競技:高等学校野球(硬式・軟式)】
  • 公開競技 【9競技:島根県で開催する競技は調整中】
  • デモンストレーションスポーツ 【調整中】

歴史

 戦後の混乱の中で国民に希望と勇気を与えるため、昭和21年(1946年)に、戦災を免れた京都府を中心とした京阪神地域において、第1回国民体育大会が開催されました。

 その後、天皇杯・皇后杯の授与、都道府県対抗・都道府県持ち回り方式が確立され、昭和62年(1987年)までに全国を一巡し、現在は二巡目に入っています。

 

全国障害者スポーツ大会とは

 全国障害者スポーツ大会(全スポ)とは、国民スポーツ大会終了直後に同じ都道府県で開催される障害者スポーツの祭典です。正式競技には個人競技と団体競技があり、団体競技は都道府県・指定都市対抗方式で行われます。また、正式競技の他に、オープン競技が実施されます。

 なお、令和11年(2029年)に開催される大会より略称を「全スポ」に統一することが決まりました。

目的

 障害のある選手が、障害者スポーツの全国的な祭典であるこの大会に参加し、競技等を通じ、スポーツの楽しさを体験するとともに、国民の障害に対する理解を深め、障害のある方の社会参加の推進に寄与することを目的として開催します。

主催

  • 公益財団法人日本パラスポーツ協会
  • 文部科学省
  • 開催地都道府県・指定都市
  • 開催地市町(指定都市を除く)
  • その他関係団体

実施競技

  • 正式競技【個人競技7競技・団体競技7競技程度の見込み】
  • オープン競技 【今後調整】

歴史

 昭和40年(1965年)から開催されてきた「全国身体障害者スポーツ大会」と平成4年(1992年)から開催されてきた「全国知的障害者スポーツ大会」が統合され、平成13年(2001年)から「全国障害者スポーツ大会」として開催されています。