福間 釉絆 選手福間 釉絆 選手
ジャパンパラ優勝に驚き
世界での活躍が目標

福間 釉絆

YUKI FUKUMA
選手競技:陸上(知) 走り幅跳び
島根県立松江養護学校2年
オーストリッチクラブ
しまねっこ

―陸上を始めたきっかけは。

 出雲市立荘原小学校6年生のとき、市の陸上大会に出場することになり、走り幅跳びの練習をしていたんですけど、けがをして出られなくなったのが悔しくて、進学した斐川東中学校で陸上部を選びました。

 入部当初は3メートルくらいの記録しか出せず、部員の間でも記録は下の方でした。どうしたら記録が伸びるのか、顧問の先生と相談したり、インターネットで調べて実践して少しずつ記録が伸びていきました。

―具体的にどんな練習をしましたか。

 助走のリズムをよくすることを心掛けました。高さ15センチくらいの小さいハードルを等間隔に置き、歩数を合わせながら飛び越える練習を繰り返しました。筋力強化も頑張りました。ハムストリングス(下半身の筋肉)のトレーニングは地味だしつらいけど、後々の記録につながると思って取り組みました。記録が出るとどんどん楽しくなって、モチベーションが高まりました。

 中学校3年生の時、県総体で3位に入ることができました。中国大会ではけがで記録を残すことができず悔しかったので、高校に行っても続けようと思いました。

 


「練習環境求め、松江養護学校に」

―松江養護学校に進学しました。

 電車で通うことができますし、近くに県立松江農林高校があって、練習環境が整っていることも理由です。今は放課後、松江農林高校に自転車で移動し、練習しています。入学当初は松江養護学校も松江農林高校も知らない人ばかりで大変でしたが、今は友達もできました。

―練習はどうですか。

 走り幅跳びを専門にしているのは僕だけなので、顧問の矢野力監督に教えてもらっています。今取り組んでいるのは、体の軸がぶれない助走です。マネージャーに動画を撮ってもらって少しずつ修正しています。だんだんよくなっている感じだと思います。

―オーストリッチクラブ※では。

 松江農林高校がテスト期間で練習できないときなどに参加しています。普段の練習とは違って、いろいろな世代、いろいろな障がいを持っている人が参加しているクラブで、陸上の楽しさを再確認できますし、貴重な練習環境だと思っています。

※オーストリッチクラブとは

障がい者、障がい児を中心にスポーツ活動を通じて健全な育成を図ると共に、技術向上及び障がい者スポーツの振興に寄与することを目的とした陸上クラブチーム

福間 釉絆 選手

 

 


「ジャパンパラ陸上競技大会で初出場初優勝」

―日本パラスポーツ協会が主催する国内最高峰の大会で2023年に優勝しました。

 7人が出場し、高校生は僕だけでした。大会前の記録を比べると優勝できるとは思っていなかったので、楽しむことを意識して臨みました。3回目で6メートル29センチを跳び、優勝することができました。うれしいというより、びっくりした感じです。

―全国の舞台は刺激になりましたか。

 ハイレベルな選手たちと会って競うことができ、刺激になりました。世界を舞台に戦うには、7メートル以上飛ばないといけないと言われて、意識が高まりました。今の自己ベストが6メートル33センチなので、さらに記録を伸ばしたいです。


「世界で戦うために階段を上る」

―今後の目標は。

 将来的には世界で戦いたいと思っています。そのためには記録を伸ばして、階段を一つずつ上がっていきたいです。まずは、パラリンピック強化標準記録の6メートル41センチという記録を目指します。修正すべき点を確実につぶしていきたいと思っています。

―2030年には島根県で全国障害者スポーツ大会が開催されます。

 地元で開催される大会なので出てみたいし、出ることができれば、いい成績を残したいと思います。

 

(2024年2月取材)

 

 

福間 釉絆 選手
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