島根県障がい者 フットソフトボールクラブ


島根県障がい者 フットソフトボールクラブ

パラスポーツの「フットソフトボール」が、地域の新たな挑戦として注目を集めています。かつて島根県には同競技のチームが存在したことがありましたが、競技人口の減少により途絶えていました。2030年に島根県で開催される全国障害者スポーツ大会「島根かみあり全スポ」を見据え、県内全域から選手を集める形で、24年にチームが再始動しました。

フットソフトボールは、ソフトボールのルールをベースに、バットを使わず足でサッカーボールを蹴る競技です。バントやタッチアップもあり、守備や攻撃の連係が重要となります。特別支援学校の生徒などチームには10代から40代まで18人の選手が所属し、月1回の合同練習で汗を流します。監督で益田養護学校教諭の田原直生さんは「スピード感あふれる展開と点が入りやすい競技特性が魅力です。逆転劇も多く、10点差をひっくり返すことも当たり前。最後まで勝敗が分からない面白さがあります」と力説します。大社高校サッカー部主将を務めるなど自身の経験を活かして、「攻撃では低く速いボールを蹴ることを意識し、インステップキックで合わせること」などを指導しています。

25年6月には、再始動後初となる中四国ブロック大会に出場し、いきなり3位に入賞。「これから島根は怖い存在になる」と他県の指導者をうならせました。一方、準決勝で対戦し敗れた愛媛など強豪チームは、戦術面の約束事が徹底されており、試合経験の差も感じました。
主将で益田養護学校高等部2年の神田春音さんは「チーム力が大切な競技で、もっと練習してうまくなりたい。2030年の島根かみあり全スポでは、全国の人が驚くような活躍をしたいです」と意気込みます。島根で再び始まったこの挑戦が、選手・指導者の努力とともに、着実に歩みを進めています。






