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スポーツクライミング体験会(2024年5月11日@旧千酌小学校)

2024年10月01日

 2030年に島根県で開催予定の国民スポーツ大会(島根かみあり国スポ)で活躍する選手を育てることを目的として、県が大会時に高校生になる小学4年生を対象とした競技体験会を行っています。

 24年度の初回となるスポーツクライミングの体験会を5月に松江市内で開催し、25人の子どもたちが現役日本代表選手から手ほどきを受け、競技の魅力や楽しさに触れました。

 スポーツクライミング体験会

 

 会場は専用設備がある松江市美保関町千酌の旧千酌小学校体育館です。講師を務めたのは、山口県出身で国内外で活躍する大田理裟選手です。

 大田選手は競技の楽しさを紹介し、得意種目とする「リード※」を実演。体育館に設置してある高さ約10mの壁を3分足らずで登り切り、子どもたちは一流の技を間近に見て、目を丸くしていました。

※リード:人工壁に取り付けられたホールドと呼ばれる手がかりや足がかりでつくられたルートを登り、その到達速度を競う種目

 

 

スポーツクライミング体験会

キッズたちの挑戦と感想

 その後、キッズたちは高さ5mの壁に登る「ボルダー※」に挑戦。壁面は85~150度の角度が付けられ、手足を掛ける色とりどりの突起物が埋め込まれており、大田選手から「ここに足が置けるよ」「思い切りいっちゃえ」とアドバイスを受けながら、手足を懸命に伸ばし、体をひねりながら、上へ上へと目指しました。

 急角度のコースに挑戦した今岡秀哉君(川本小4年)は「落ちそうになったけど、もう一度足を置き直して工夫したら上まで登れた。思ったより怖くなくて、体が動いた」と興味を持った様子。山口華穂さん(乃木小4年)は「大田選手から『かかとを掛けたらやりやすいよ』と教えてもらって、高いところまで登れた。またやってみたい」と笑顔でした。

※ボルダー:高さ5m、幅6mの人口壁2面に設定された4つの課題をロープなどの用具を使用しないで登り、その完登数を競う種目

 

スポーツクライミング体験会

 

スポーツクライミング体験会

体験会の意義と今後の展望

スポーツクライミング体験会

 

 最後に大田選手はクライミングについて「体を使ったチェスと呼ばれていて(コース取りなどで)頭も使う」と説明。子どもたちに「スポーツは人生を変える。一生懸命取り組んでほしい」とエールを送りました。

 島根かみあり国スポでスポーツクライミングは、津和野町が主会場です。講座の様子を見守った津和野町スポーツクライミング連盟事務局長の大垣隆さんは「競技の魅力は、レベルに応じて楽しむことができ、達成感が味わえること。幅広い世代に広めていきたい」と話していました。

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